第32回日本障害者歯科学術大会に参加して
発信日:2016年03月26日

会期 2015年11月6日(金)~8日(日) 

会場 名古屋国際会議場

  「第32回日本障害者歯科学会「治療から予防へ ~そして支える歯科医療 へ~」に世田谷区歯科医師会口腔衛生センターから障害者認定医と委員、代 表担当医が参加してまいりました。

  私たちの口腔衛生センターからは、学術大会1日目に当センターの医局員、 小林和弘先生が「自閉症患者の長期歯科的管理症例 ・自閉症状の変化により 一時通院拒否となった一例」をポスター発表をしました。

ポスター症例質疑応答の時間となり、当センターの発表は他の地域の歯科 医師、衛生士や多種の関係職種の方からも注視され、演者は質疑応答の機会 に丁寧に対応しておりました。 

 

  学術大会2日目には、鶴見大学歯学部臨床教授(歯科麻酔学)であり世田谷区 歯科医師会口腔衛生センター指導医の關田俊介先生により「障害者歯科治療 における薬物的行動調整法についてー笑気吸入鎮静法を中心にー」の演題で1 時間の講演が行われました。 障害者担当医が必要とする技術や考え方は勿論、開業医の参加者にも非常に 分かりやすく内容の濃い講演で、大勢の参加者が最後まで聴講し質疑応答も 大変為になる内容となりました。

  学術大会終演後、定刻にてポスター発表撤去を行い大会参加は終了しました。 2日間の日本障害者歯科学会に参加させて頂き、今後も区内の障害をお持ち になる方のために歯科治療の充実を計ると共に、皆様に寄り添える歯科医師 会の口腔衛生センターという立場で貢献していきたいと考えております。

口腔衛生センター 委員会 田中克佳